デジタル遺品を普通の遺品へ ~ デジタル遺品整理・デジタル終活サポート

理事・会員

ごあいさつ

株式会社データサルベージ社と共に株式会社ブレイバーとしてデジタル遺品サービス「LxxE(ルクシー)」を開始させていただいた阿部と申します。

この度、LxxEを社団法人化の設立を進めさせていただいた理由をお伝えいたします。

原点には東日本大震災時の教訓があります。私はデータ復旧技術者として故郷である仙台に飛び、被災した人々が遺していったデジタルデータの復旧活動を行いました。一般的にデータ復旧業界は法人からの依頼が9割で個人からは1割程度ですが、このときは2割に増えました。そして、その多くは亡くなった家族の写真を救い出してほしいという悲痛な依頼だったのです。

「子供達のあの時の笑顔を取り戻してほしい」――その声が、私の意識をデジタル遺品に向かわせる最初の響きだったのかもしれません。

涙ながらに依頼されるご遺族から預かったデジタル機器は非常に重く、復旧作業も非常に辛かったのを覚えています。引き受けた以上はしっかりと成果を出すよう力を尽くしますが、一方で技術や法律の限界を越えた願いに関しては冷静に対処しなければなりません。その葛藤と戦っていた日々は、5年経ったいまでも鮮明に浮かびます。

東日本大震災データ復旧活動小冊子

下記リンクよりPDFファイルでご覧いただけます。

image_pdf(PDF ダウンロード2.06 MB)

「卒業アルバムを届けたい」 泥まみれのHDDからデータ復旧

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120306/1043062

その思いから2015年5月にLxxEを立ち上げました。しかし、もう触れることが困難になってしまったデジタル遺品を救うだけでなく、いまあるデジタル資産が持ち主の亡くなった後に悲しい状態にならないように啓発していくことも重要だと考え、事業を拡大するかたちで独立法人化を決断しました。

スローガンは「デジタル遺品を普通の遺品に」です。

デジタル遺品は放置したままにすると困った事態を招くこともありますが、遺族の笑顔を取り戻す力も持っています。そして、そこから子孫につながっていきます。そのつながりを断絶しないために少しでもお役に立てれば。そう思い、技術者として新体制にも参加させていただいております。

私もデジタル遺品で苦しむ遺族のひとりでした。遺族として、技術者として、これらの大きな課題を克服して行きたいと思っています。

最後に、開始当初の手探り状態の中、技術支援をいただきました株式会社データサルベージ社へ御礼を申し上げます。

株式会社ブレイバー
代表取締役
阿部 勇人

理事 古田雄介

1977年、名古屋市生まれ。名古屋工業大学卒業後、建築現場監督と葬儀社スタッフを経て雑誌記者に転身。2010年から故人がインターネットに遺した情報の追跡調査をはじめ、2015年には亡くなった方のサイトの事例をまとめた『故人サイト』(社会評論社)を刊行。複数の媒体でデジタル遺品等に関する記事を執筆している。

ブログ・・・古田雄介のブログ

理事 阿部勇人

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1978年、仙台市生まれ。東北学院大学在学中に、父親がもっていた休眠会社を引き継ぐかたちで起業。2002年には社名をブレイバーに変更し、2007年からデータ復旧業務を事業の中心に据え、株式会社データサルベージを創業する。2011年には東日本大震災の被災地で被災者のデータを復旧するボランティアを牽引した。

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